古布の「武者絵幟(のぼり)」を柿渋で染色してベストへリメイクしました。
「武者絵幟」は主に甲州、中部、九州地方などで5月の節句に立てられますが 少子化、住宅事情で年々数が少なくなり高価なリメイク素材になっています。
その「武者絵幟」を天然染料の柿渋で染色して幟の色彩を抑えています。 柿渋は太陽の日に当てると少しずつ発色して行きます。 着込むほどに柿渋の風合いが増していく、個性輝く素敵なお洋服です。
前は名前旗の白地に赤で染められた名前部分を使用。 後は家紋部分の無地の部分を使用しました。 派手な色の生地を使わずに柿渋染め生地の色合いを生かした上品なデザインに仕上げました。
逆に脇の部分は色彩鮮やかな部分をパッチワークと切替で時間をかけて面白く組合わせています。
アームホールと裾の部分は大きく広く作っていますので、ゆったりと楽な着心地です 脇の部分の裏は切替の縫代を隠すために裏地を付けています。
衿は折り返すことができるように作っています。 紺色の見返しを出してお洒落を楽しむことができます。
ボタンは見返しと同じ生地で作ったくるみボタンを6個つけました。
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