一閑張り(いっかんばり)の素敵な籠バックです。
一閑張りとは竹かごに和紙や布を貼り、その上から柿渋を重ね塗りしたものをいいます。
一閑張りは柿渋のパワーで非常に強くなるので、重い物を入れても大丈夫な為、一貫目の重さにも耐えられるということから、一貫張りと呼ばれる地方もあります。
こちらの作品は和紙と着物を組み合わせて作りました。
漢字が描かれた和紙(浄瑠璃本)を貼り合わせて、底と下側は紺色の麻の着物を貼っています。
布はきちんと裏打ちをして、表具屋さんが使う糊でしっかりと接着してあります。
色の違いが素敵なアクセントになっています。
小ぶりのサイズですが、派手さもなく、とても上品に仕上がっています。
洋服はもちろん、和服にも似合いそうです。
持ち手はこの一閑張りにベストマッチの竹製です。
お出かけに使えば周りの視線をひきつけること間違いなし♪
小物入れとして、お部屋のインテリアにもオシャレです。
丈夫な作りですが重さは154gと見た目と異なり軽く仕上がっています。
柿渋は日に当てれば当てるほど色が出ますので、一閑張りは使い込むほどに味のある色合いとなってきます。
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