柿渋染めした武者絵のぼりに刺し子を施してチュニックへリメイクしました。
丁寧に時間をかけてお作りしたことが一目で分かる個性輝くお洋服です。

武者絵のぼりの絵柄の上、家紋部分を使っています。
白地に青色の家紋です。

白地ベースですので柿渋の素敵な色合いが楽しめるチュニックです♪
柿渋は日光によって発色するのが特色です。
着込むほどに風合いが増して行きます。

前はバスト部分で横に切り替えました。
青の横ストラップがアクセントになっています。

後は背中に家紋を大胆に配置。
家紋は丸に梅鉢です。
刺し子を施して一手間加えました。

Aラインシルエットでふんわり可愛く楽ちんなチュニック♪
スッポリかぶれるデザインです。

着丈は83cm。
ショート丈ですのでパンツでもスカートでも合わせて頂けます。
着まわし力抜群です

ノースリーブです。袖口は大きく開けていますので肩や腕の動きも楽です。
夏は風通しが良く、寒い季節もインナーに厚手のものや重ね着をしても無理がありません。
袖ぐりには家紋の青地で幅1cmのバイアステープを付けています。

衿は変形の丸首。
下にはハイネックはもちろん衿付きのものまで幅広く着られます。

ポケットは右側に口幅19.5cm×深さ21.5cmの大き目ポケットを付けています。
ポケットはには縦に２ヶ所、18cmのタックを入れました。
青地の裏地がオシャレです。

生地は厚手でしっかりしています。
綿素材ですのでお手入れも簡単。
普段のお出かけから旅行まで、気軽で楽な着心地で♪
暖かい季節は1枚で、肌寒い季節は中に長袖のＴシャツや薄手のセーターを着て長い期間着ていただけます。

着物の場合はを解いた後、洗い生地の状態が良い古布を使用しています。古い着物の場合、稀に弱い部分が見受けられますが、この場合は生地を補強して丈夫にしてあります。
補強する際は同色・同柄を使い目立たなくしており一見して分かりません。

日本の伝統芸術は着物に集約されていると言われています。
古布とは、大正時代や昭和初期以前の希少価値の高い古い着物や生地の事を言います。
最近では、数量的に少なくなっていく為、お値段は年々増すばかりです。
今、一番多く利用されているのは洋服です。時代を経た布であるが故、色はやさしい色に落ち着き、布の腰も折れ手ざわりも柔らかく体にしなやかになついてくれます。そして、大きな古布は洋服に、小さな古布はパッチワークに、ブローチに・・・と何度も何度も生きかえるのです。

同じデザインのお洋服でも価格に大きな差がある場合があります。これは使用した古布（材料）のお値段の違いによるものです。希少価値の高い古布はお洋服一着分が数万円の材料費となります。