高価な古布の武者のぼりを贅沢に使った個性輝くチュニックです。

柿渋染めした武者のぼりをにベースして藍染無地を組合せました。
時間をかけて丁寧にお作りしたことが一目で分かります♪

綿素材ですのでお手入れも簡単です。

「武者絵幟」は主に甲州、中部、九州地方などで５月の節句に立てられますが少子化、住宅事情で年々数が少なくなり高価なリメイク素材になっています。

柿渋染めは、その昔は酒袋を染めたり、番傘に塗ったりしていました。柿渋で染めると生地が強くなる上、 柿渋の中にある「柿タンニン」には 消臭・防腐・抗菌の効果があります。
着込むほどに柿渋の風合いが増していく素敵なお洋服です。

ハッキリした年代は不明ですが手描きの古い旗です。
使われている染料や生地の質感から見て昭和初期の旗かと思われます。
綿素材で生地厚は薄くもなく、厚くもなく、普通地です。
生地はしっかりしています。

着丈は86ｃｍ。
前は武者のぼりの家紋の部分を使いました。
胸元で横に切り替えています。
家紋は「丸に隅立て四つ目」。
白地に黒字の家紋ですので白地に染まった柿渋の色と、かすれた黒の家紋が味わいがあってとてもよいです。

左胸にはアクセントに4枚の布をパッチ。
両袖と右脇は無地の藍染めを入れました。

左の胸元から裾への29枚の三角の飾り布もポイント。
遊び心たっぷりでカラフルで可愛いです。

後は武者を大胆に配置しました。
絵柄が小さい昔の旗ですので武者の姿が背中に全部入っています。
使われている染料の色は黄色と赤色の2色。
色は経年の色アセで薄くなっています。
色合いの派手さはなく落ち着いた雰囲気です。

Aラインシルエットでふんわり可愛く楽ちんなチュニック♪
大き目サイズで気になる部分を隠しゆったり着れます。
スッポリかぶれるデザインです。

衿はスタンドカラー。衿幅は5cmです。
アクセントにタックを入れて一手間加えています。

袖は長い期間着ていただけるように半袖にしました。
藍染め生地で袖付けしました。

ポケットは両脇に口幅18.5cm×深さ22cmの貼り付けポケットが付いています。
ポケット口は藍染め生地で飾って補強しています。　　

裏無しになっていますが生地がしっかりしていますので暖かい季節は中に半袖Tシャツ1枚で、肌寒い季節は中に長袖のＴシャツや薄手のセーターを着て長い期間着ていただけるチュニックです。

綿素材ですのでご家庭の洗濯機で洗えます。
塩素系洗剤又は漂白剤の使用はお避けください。