酒袋を衿付き長袖ジャケットへリメイクしました。
酒袋(さかぶくろ)は、造り酒屋で「もろみ」を入れてお酒を絞るのに用いた袋です。
手織木綿に柿渋を塗ってできており使い続けるほどに味わいが出る生地です。
平織りで織られた厚手の布で、強度・耐久性・通気性に優れ、色に淡いムラがあるのが特徴です。
今は「もろみ」は機械で絞りますので酒袋はほとんど使われません。
近年の和風ブームで、そのムラの美しさが見直され、バッグや小物、インテリアに活かされるようになり人気が高まっています。
数枚の高価な酒袋を解いて縦横に組み合わせました。
厚手の生地を時間をかけて丁寧に縫製してお作りしました。
組み合わせた酒袋の色合いの違いが面白いアクセントになっています。
生地は厚手です。しっかりしています。
綿素材ですのでお手入れも簡単♪
前開きで縦 2cm×横 3cmのボタンを3個つけました。
このお洋服にベストマッチの和の雰囲気溢れる木のボタンです。
元々付いていた酒袋の破れの修復痕もデザインの一部として、そのまま使っています。
右脇に深さ5cm×幅17.5cmの貼付ポケットを付けました。
4種類の酒袋を組み合わせたパッチポケットです。
衿はスタンドカラー。
衿の高さは5cmです。
裏無しになっていますが生地がしっかりしていますのでインナーの調節で長い期間着ていただけるジャケットです。
周りの視線を惹きつけること間違いなし。
素敵なこのお洋服であなたの個性を輝かせてください
酒袋は柿渋染めです。
柿渋は生地を丈夫にして使い込むごとに色目を増すのが最大の特徴です。
ご自分だけの味わいの色に育てあげてください。
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