上の写真の古布の武者絵のぼりを柿渋で染色してジャケットへリメイクしました。 綿素材で、軽く、とても柔らかい手触りです。
武者絵のぼりは主に甲州、中部、九州地方などで5月の節句に「鯉のぼり」と一緒に立てられます。 「鯉のぼり」は全国的なモノですが「武者のぼり」は限られた地域での風習です。
古布の「武者のぼり」は数も限られる為、大変高価なリメイク素材です。
柿渋染めは、その昔は酒袋を染めたり、番傘に塗ったりしていました。柿渋で染めると生地が強くなる上、 柿渋の中にある「柿タンニン」には 消臭・防腐・抗菌の効果があります。 着込むほどに柿渋の風合いが増していく個性輝く素敵なお洋服です。
のぼりの絵柄は「高砂(たかさご)」。 熊手を持った翁(おきな)と箒を持った媼(おうな)が相生(あいおい)の松の下に立つ図柄は、高砂図の代表的なものです。 砂浜に老夫婦に鶴、亀、松など、夫婦の長寿と和合、家庭の永年の繁栄とを祈願して描かれています。
作品は厚手の生地です。後ろ身頃に「翁」を使いました。 前と後で違ったイメージです。
襟はルーズなハイネック風、襟元がすっきりしています。 ポケット右に、変形ポケットで可愛いです。 パンツに合わせると、とてもかっこよく着られそう! ボタンは木の、手作りです
裏無しになっていますが生地がしっかりしていますので暖かい季節は中に半袖Tシャツ1枚で、肌寒い季節は中に長袖のTシャツや薄手のセーターを着て長い期間着ていただけるジャケットです。
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