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柿渋染め
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◆当店では『無臭柿渋カキタフ』を使って染色しています。(販売もしています)
◆漂白(脱色)はしていません。柔軟剤も使用していません。
◆茶系に染まっています。実物と、画面上では色合いの違いを感じる場合があります。
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柿渋染め幟
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水洗い後、無臭柿渋で染色しています。
柿渋は日に当てると発色しますので濃い目の色がご希望の場合は天気の良い日にしばらく干してください。染色後も洗っていますが、まだ生地に多少ハリが残っています。洗うことにより生地は柔らかくなって行きます。
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Ya2459
長さ 138cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 3,800円
【備考】カットのぼり |
Ya2458
長さ 152cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 5,400円
【備考】カットのぼり |
Ya2457
長さ 138cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 5,400円
【備考】カットのぼり |
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Ya2448
長さ 210cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 2,800円
【備考】カット家紋 |
Ya2447
長さ 125cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 1,800円
【備考】カット家紋 |
Ya2446
長さ 約149cm×幅 約70cm
【生地】薄手
【価格】 3,800円
【備考】カット家紋 |
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Ya2424
長さ 約508cm×幅 約71cm
【生地】普通地
【価格】 13,800円
【備考】新品幟を柿渋染色 |
Ya2425
長さ 約608cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 11,800円
【備考】古布幟を柿渋染色 |
Ya2426
長さ 約664cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 13,800円
【備考】古布幟を柿渋染色 |
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Ya2427
長さ 約572cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 13,800円
【備考】古布幟を柿渋染色 |
Ya2428
長さ 約504cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 12,800円
【備考】新品幟を柿渋染色 |
Ya2304
長さ 約308cm×幅 約64cm
【生地】普通地
【価格】 9,800円
【備考】新品幟を柿渋染色 |
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Ya2264
長さ 約165cm×幅 約34cm
【生地】普通地
【価格】 2,800円
【備考】 |
Ya2263
長さ 約195cm×幅 約33cm
【生地】普通地
【価格】 2,800円
【備考】 |
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Ya2262
長さ 約170cm×幅 約33cm
【生地】普通地
【価格】 2,800円
【備考】
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Ya2261
長さ 約185cm×幅 約32cm
【生地】普通地
【価格】 1,800円
【備考】破れ2箇所 |
Ya2260
長さ 約190cm×幅 約34cm
【生地】普通地
【価格】 2,800円
【備考】 |
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Ya1385
長さ 約130cm×幅 約82cm
【生地】普通地
【価格】 1,800円
【備考】
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Ya1986
長さ 約150cm×幅 約70cm
【生地】普通地
【価格】 2,100円
【備考】 |
Ya1895
長さ 約190cm×幅 約68cm
【生地】普通地
【価格】 2,300円
【備考】 |
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柿渋(かきしぶ)とは・・・
柿渋は平安末期から塗料として使用されていたようです。
柿渋は衣服を染めたり、紙に塗ったり、塗料に使用したりと色々な用途で活躍し、現在、天然塗料・天然染料としても注目されております。
柿渋は重ねる毎に濃く発色しますし、又日光によって発色するのが特色です。
また、柿渋は時間とともにゆっくりと発色しますので、じっくりと時間を掛けて楽しんでください。
柿渋は、固着すれば十分な耐久性があり ますが、長時間濡れた状態で放置する事は避けて下さい。
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無臭柿渋カキタフ
柿渋は今、天然塗料・天然染料として注目されていますが、その独特の悪臭が柿渋の拡がりの障害となっています。
「柿渋は臭い物」という既成概念を打ち破って、無臭柿渋カキタフが誕生しました。
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無臭柿渋カキタフが臭わないのは何故?
柿渋の主成分はカキタンニンです。
カキタンニン自体には臭いはありません。
柿渋の悪臭は、発酵させる段階で発生する不純物が原因です。
その悪臭の元を取除くことにより、無臭柿渋カキタフは完成しました。
理屈は簡単ですが工程的には難しく、無臭柿渋カキタフは製法特許です。
無臭柿渋は通常の柿渋に比べてお値段はどうなの?
染料店を何件か周り通常の柿渋の値段を調べましたが、ほとんど変わりません。
通常の柿渋が一番安かったハンズマンと無臭柿渋の価格差は1リットル入りで無臭が35円高い。という結果でした。
無臭柿渋は通常の柿渋に比べて染め上がりが薄いのでは?
お客様からの質問を受け臭いのを我慢して普通の柿渋で染めてみました。
染め上がりは、まったく変わりませんでした。
1リットルの無臭柿渋でどれだけの量が染められるのか?
布(幟)の場合、2倍に薄めた無臭柿渋で標準的な大きさ(幅70cm×長さ5m)の幟を3回まで塗れます。木材の場合は、
平均値として10平方メートル(約、畳6帖分)が目安となります。
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武者のぼりの「柿渋染め」の仕方
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柿渋染めは化学染料や草木染のように熱湯を用意したり煮沸する必要がありませんので、誰にでも簡単にできる染色方法です。柿渋は地球環境に優しいエコ染料として注目され、当店でも柿渋の工務店からの注文が増えています。
武者幟の染色方法には、刷毛で塗る方法、浸し染する方法があります。
幟の大きさ、必要な染料の量やコストの面から考えると刷毛で塗る方法が現実的です。
1)幟を刷毛で塗る柿渋染の染色方法
@幟を用意する。
綿・麻などの天然繊維が適しています。武者絵のぼりの素材は綿がほとんどですので柿渋染めが可能です。ただし、最近の幟には耐久性を考慮して化学繊維が含まれている幟もあります。レーヨンは元が天然素材ですので染色可能ですが、その他の化学繊維は柿渋染めには不向きですのでご注意ください。また、最近の幟の中には金箔入りもありますが当然、この部分は染まりません。
A幟を張った状態にする。
幟にたるみがあると、そこに染料がたまり染めムラの原因となりますので幟を張ります。
張木(しんぼく)や伸子(しんし)という染め道具があれば生地がしっかり張られますがご家庭で染められる場合は以下の方法でも構いません。
(1)洗濯バサミ幟の隅を押さえて張って塗る。
(2)机やテーブルの上で塗る。終わったところから順に張って乾かして行く。
この他にも色々と塗り方は考えられますが肝心な事は塗った柿渋が完全に乾くまで生地のたるみや皺を作らないという事です。幟一枚を全部染めるには染色は屋外での作業となります。十分な作業スペースを確保してください。
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幟を作る型染め工程では「張木」や「伸子」という染め道具で布の皺を伸ばして染めます。
柿渋染めでは、ここまでの必要はありません。出来たらベストですが・・・
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B染める前に幟を湿った状態にしてください。
この目的は染めムラを防ぐためです。
当店では水洗いして脱水した直後の状態から染め始めます。これができない場合は霧吹きで均等に湿らせてから染め始めます。湿った状態ですと幟の繊維に均等に柿渋のタンニンが吸着して行きます。あと、乾いた状態ですと染めムラの心配もありますが大きな幟一枚、全体を塗るのにどれだけ柿渋が必要になるのか分かりません。
C柿渋液をポリ容器などに移して下さい。
柿渋液は必用な量だけ容器に移すようにして下さい。 柿渋は鉄に反応しますので、鉄製品は避けて下さい。容器は使用後直に水洗いすれば簡単に落ちます。ムラ無く染めたい方は、水で2〜3倍に薄め、染色回数も増やして下さい。
D柿渋を刷毛で塗って下さい。
刷毛の描き方や重ね染で、色々な柄染も出来ます。予めビニールシートなどを下に敷いてから行なってください。 刷毛は家庭用の水性用の刷毛で十分です。
E陰干しします。その後、日に当てて干します。
柿渋は日に当てれば当てるほど色が色が出ますが、濡れた状態では染めムラになりやすいので、まずは陰干しをお勧めします。又、ピンと張った状態で干して下さい。その時に、洗濯ハサミの跡がつかない様に注意して下さい。
染める回数を重ねるごとに色は濃くなります。
F水洗いする。
水洗いすることにより柿渋の発色をうながしますし、風合いも柔らかくなりますので、できるだけ水洗いを行なって下さい。天然染料の柿渋は化学染料とは異なり直ぐには生地に吸着しません。繊維に吸着する前に流れ出ますので水通しは一週間ほど経ってからにしてください。
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実家の阿蘇でやった時の染色作業の写真です。
刷毛で塗っています。
染め道具の「張木」で幟の端を押さえ張っていますが「伸子」は使っていません。
「張木」の代用は洗濯バサミでも出来ます。
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2)浸し染による柿渋染の染色方法
上記の刷毛染のD柿渋を刷毛で塗って下さい。がD柿渋液に浸してください。となる点以外は基本的には刷毛染めと同じです。
浸し染は染色後の脱水、乾燥に手間が掛かります。幟一枚分の長い生地を染色する場合には簡単にできませんし、それなりの染料の量が必要となりますので素人の方にはお勧め出来ません。浸し染めは
出来るだけ薄地のものを選び、必要な長さにカットされることをお勧めします。
染色店に尋ねたところ幟一枚を全部、浸染めにする場合は、もちろん幟を浸すだけの量の柿渋が必要ですが洗濯機の中に浸すそうです。脱水した排水も再利用できます。次の洗濯物の事を考えると専用の洗濯機が必要みたいですが・・・参考までに。
柿渋染と媒染剤
一般的な草木染めと異なり、基本的に柿渋は媒染剤なしで染色することが出来ます。又、染着性も良いので色止めも必要ありません。但し、急速な酸化による発色を防ぐ意味で、ソーダ灰等で、弱アルカリ処理を行う場合もあります。
代表的な媒染剤
@鉄(木搾酸鉄・二硫化参鉄)
柿渋は鉄に反応して黒く変化します。その性質を利用して色の変化が楽しめます。柿渋染の濃度と媒染剤の濃度によって、灰色からダークブラウン・黒色までを表現できます。
Aチタン
柿渋はチタンに反応すると黄色からオレンジ系の色合いに変化します。
Bソーダ灰
柿渋はソーダ灰の濃度により色合いが変化します。後処理として使用する場合には余り濃度を上げにように注意する必要があります。又、この性質を利用すれば、色の変化が楽しめます。
その他、草木染めで媒染剤として使用される銅・アルミ等には殆ど反応しません。
媒染方法
柿渋の媒染方法は、一般の草木染めと異なり最後の仕上げの段階で使用します。
脱色と柔軟仕上げ
最近の幟は昔の幟に比べると染料も研究されより吸着力の強い染料が出て来て染まりにくいようです。色によっては柿渋で染めても前の色が強く残る場合があります。
漂白してから染める方法もあるようですが、生地をいためると聞き当店ではやっていません。
柿渋は風合の硬化しやすい植物染料ですので染めた後の幟にはハリが出ます。水洗いを繰り返すとある程度、柔くなりますが柔軟仕上剤を使う場合は「ユニソフナー」が植物染料の染色物に効果があります。染色材料専門店で100g、525円で販売されています。
これまでの体験から・・・
柿渋染めで深みのある焦げ茶色に仕上げるには『染め』と『干し』を繰り返す必要があります。塗ったら直ぐに色が着くわけではありません。最初に塗った時点では、ほとんど生地の色に変化がなく面白味がありませんが日に当てて干すと色が出て来ます。
より深みのある色を出すために、当店では「上柿渋 色人」という上塗り液を使ったり、柿渋に弁柄や墨汁を混ぜたりして経験を積み重ねています。たまに良い色合いに染まっている柿渋染めに出会っても、その染め方はなかなか教えていただけません。当店では、柿渋染めの体験談を今後もこのページでオープンにして行くつもりです。
失敗談
・一回の染色でその生地を塗りきる。
同じ柿渋を使っていても同じ色に染まるとは限りません。時間を置いて塗ると微妙に色合いが違います。途中で作業を1時間程度、中断して再開したことがありました。干したら前半・後半で染め上がりの色が違い染めムラになってしましました。一度、染色を始めたら時間を置かずに染め上げてください。
・急がば回れ
何回も染めと干しを繰り返すのは面倒ですので一回の染色で終わらせようと化学染料で浸し染めをした事があります。見事に染めムラが出来て、高価な幟をボツにしてしまいました。色彩が豊富な化学染料を使うこと自体に問題はありませんが必要な長さにカットされることをお勧めします。
お客様から寄せられた情報 (ありがとうございました)
・「胡粉(ごふん)」が塗ってあると染めにくい。
胡粉とは白色顔料です。胡粉は古くは鉛が使われましたが、湿度が高い日本では黒変することから、貝がらから作られるようになりました。雛人形の顔などは胡粉で作られています。幟においては昔のモノで、たまに武者絵の顔の部分に使われています。柿渋で染まりますが裏地が染まっていない場合が多いです。幟の裏地も使う場合は、顔の裏の部分の染め具合を確認してください。染まっていない場合は、裏地の染色をしてください。
・「綾織(あやおり)」は染めにくい。
通常、武者絵のぼりは、たて糸とよこ糸を1本ずつ交互に組み合わせて織る平織です。
最近の幟で厚手の生地の中には、たて糸とよこ糸の交差をずらして織る綾織のものがあります。綾織は平織りに比べて柿渋の生地への浸透が悪く染めにくい。というお話しを伺いました。
綾織の見分け方は、平織りの織目は格子状ですが綾織は斜めに織目が入っていますので簡単に見分けられます
1本ずつ交互に組み合わせて織ります。
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